中身のないのし袋

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加齢とともに腰椎に側弯が出現してそれに付随する歩行痛、腰痛で来院している80歳代女性。

暮れにのし袋をいただきます。去年の12月も「いつもお世話になっております」とお歳暮と書いたのし袋をいただきました。お礼を言うと「やっぱり現金がいちばんよ」「何をもらっても食べないし、使わないし、かさ張るしねえ」

小さな教室で指導をしているそうなのですが貰うモノはほとんどが不要だそうで、現実的な人らしい偽りのない正直な発言です。

で、その患者さんが帰ってから改めてそののし袋をもってアレ?と。ペラペラで中身がありません。空の袋でした。

「・・・・・」

これをもちろん本人には言えませんし、お中元をくれる人はごく少数なので他の患者さんに笑い話として話す訳にもいきません。誰かに言いたいけれど言えない話というのはこういう話です。

お歳暮といえばもう一つ思い出すことがあります。25年以上前に2年間個人医院に勤めていました。

受付をやっていた女性に聞くところによると、中元や歳暮時にスタッフ用にと患者さんにいただくお菓子の中でもせんべいはスタッフの女性たちは誰も見向きもしないのだと。

特にここ平井では高齢者の考えるお使い物といえばせんべいだったのです。

クッキーなど以外は更衣室のロッカーの上に放置していて量も多いので結局捨てているのだという話でした。

そりゃあ勿体ない。ということで一箱ずつ持って帰っては段ボールに詰めて田舎の両親に送って親孝行していました。母親は段ボールひと箱全部せんべいで大喜びです。

暮れなどはたまにクリニックに来る院長先生夫人が分厚いビール券を大相撲の懸賞のように束で持っていましたっけ。遠い昔の記憶です。

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