晴耕雨読

仕事

ロンググッドバイ 薬を飲まなかった人

鍼灸治療をしていると東洋医学の良さを理解ってもらえる患者さんとの付き合いは当然長くなってきます。高齢の患者さんの場合は必然的に終末期に遭遇することもあります。一人一人の人生を垣間見ることのできることはこの仕事のもう一つの魅力でもあるのです。
日常生活

「こだま」さんに惹かれる

この世の中にはいろいろな人がいろいろな生き方をしています。みな地道にそれぞれを生きているのでそれを目にすることはありませんが、その何気ない日々の変化や心の状態を表す文章を読むと「みんな頑張っているんだな」とホッとして、力を貰える時があるのです。
医療トピックス

あちこちにいい薬-SGLT2阻害薬

腎臓で糖を再吸収をせずそのまま尿に排出してしまえという画期的な機序で、元々いくつかある糖尿病薬の選択肢の一つとして登場したSGLT2阻害薬ですがこの何年かの間に、結局のところ腎臓や心臓にもいい結果が相次いでガイドラインでも選択肢の上位になっています。
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焼けあとのちかい~東京大空襲

治療をしながら患者さんのそれぞれの人生経験を聞くのがとても興味深く引き込まれます。昭和20年3月10日未明、東京東部のこの辺りは空襲で10万人の方々が犠牲になりました。こういう貴重な体験談を当事者から聞けるというのはこの仕事の大きな役得です。
晴耕雨読

人生はノンフィクション~洞窟おじさん

ほとんど小説を読まなくなってしまったのですが、その大きな理由は事実に勝る説得力はないということがあります。そんなノンフィクションの中でも異質で壮絶だったのがこの話でした。親による虐待やネグレクトのニュースを聞くたびに心が痛みます。
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お父さんと子育て

「お父さん子育てしてますか」という群馬大学で長く教鞭をとられた野本文幸先生の本は子育てにどう父親がかかわるかというテーマについて良き指針となりました。それと同時にあとがきの一行が心に残り忘れられない本なのです。
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男はやっぱりつらいよ

出産から子育てへの女性のパワーのシフトチェンジはすごいものがあります。それに比べて男性の側は父親になった責任、覚悟はそれなりにあるのですが奥さんの精神的な変化に戸惑ってしまうオロオロ感が否めません。しかし、オスは本来そう云うものかもしれません。
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男は大昔からつらいのです

日常の治療の中で施術中に発せられる患者さんの愚痴の断トツの一番は夫婦間の不満でしょう。しかもほとんど女性側からの愚痴です。軽い感じで言っている人もいれば、もうあきらめの境地の人もいます。男性側はそこまで言われているとは思っていないのかもしれませんが。
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死を生きた人びと

森鴎外の孫でやはり東大医学部を出た著者が医師として辿りついた最終地点が地域病院の訪問診療医でした。そこで出会ったごくごく普通の患者さんの訪問治療と近付いてくる最期にそのまま寄り添っているドキュメンタリーを見るような本でした。 こんや鍼灸治療室 
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嫌なことからは逃げること

電通の東大まで出た新入社員が過労で自殺してしまうという痛ましい事件がありました。傍から見ているとそんなに追いつめられるまで何で逃げないのだろうと思うかもしれませんが、基本的に精神障害を来たす人はとても真面目で責任感も強いのです。でも、逃げることです。
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