関心をもちつづけること

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日々いろいろな患者さんが来ますが常連さんとなっている患者さんはそれなりに結果が出ているから継続しているのだと思います。

逆に言えばこちらが結果を出せなければその患者さんは継続して来ることはないでしょう。

病院や整骨院と違って基本的に健康保険による治療ができないので、つまり全額自己負担となるために、納得できる治療の説明なく「しばらく通ってみて…」という悠長なことは言えません。

実際にこういう症状は経過はこういう状態が考えられますからなかなかすぐには結果は出ませんと丁寧に説明したとしてもやはり次回につながらない場合もあります。

同様に後々のトラブルを避けるために、このような状態になってしまっては鍼灸治療で患者さんが望む結果を出すのは厳しいですとはっきり申し上げる場合もあります。

それでもいいから少しでも楽になればと強い薬を併用しつつ鍼灸を続ける患者さんもいます。

疾患、症状、体質、体調など患者さん毎に様々なため、本当に100人100通りの見通しであり対応です。

その判断の拠りどころとなるのは、やはり今までの経験と学習です。

「一万時間の法則」というのがあります。マルコム・マルコムグラッドウェルの著書で、ビートルズの売れる直前までのナイトクラブでの演奏時間やビル・ゲイツの中2から高校卒業までの集中してプログラムに明け暮れた5年間など興味深いエピソードが挙げられています。

そんな天才たちと比較するつもりもありませんが凡人にも凡人なりの一万時間の努力、一万時間の積み重ねが可能です。

なかなか解決することができない体の不具合、痛みやそれに関する悩みを軽減することに喜びとやりがいを感じて、好きなことだけで生きてゆくという感じの私なりの一万時間なのです。

好きなことだけに予習復習もその延長線上にあり、そのためにはやはり勉強を続けなくてはいけません。

そして患者さんの訴える様々な症状を聞いて考えなくてはいけません。

言い換えれば勉強を続けるというのは関心を持ち続けることに他なりません。そしてその先に患者さんの笑顔があるのです。

参考:「12歳からはじめよう学びのカタチ」佐藤優著 NHK出版

   「必ず食える1%の人になる方法」藤原和博著 東洋経済新報社
  
   「天才!」マルコム・グラッドウェル著 講談社

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