「次の大腸内視鏡はいつ」問題 その2

医療トピックス

前回は家族歴(第一度近親者=両親、子、兄弟の罹患歴)もなく且つ初回の大腸内視鏡が陰性だった場合についてその後のフォロー間隔について検討した論文の紹介をしました。

今回は、大腸内視鏡検査を受けてポリープがあった場合です。そういった時はその切除後の組織検査(10日~2週間程度)に問題がなかったとしても「次回来年また受けて」と言われることが多いことと思います。

しかしこれがまた(個人的な意見ですが)とにかく面倒なのです。

私の場合ですがやはり(次は)「来年がいいでしょう」と言われましたが面倒なので二、三年はいいだろうという感じでいたらその後のコロナの流行や怪我での入院、固定プレートを抜く次の年の入院など何だかんだで前回から7年空いてしまいました。

今回またポリープ(3㎜)が2つあってまた切除し2週間後の精検で結果は腺腫とのことでしたが、次回はと尋ねたらやはり「また来年やった方がいいでしょう」と言われました。

でもまた面倒なので2、3年、いや5年位空けるでしょう。流石に10年間空けることは無いとは思いますが。

高リスクなポリープ、つまり前がん病変は「10ミリ以上の管状腺腫」「サイズに関係ない絨毛腺腫」「高異形度腺腫」とありますが、これに当てはまっていたのか安全を期して言ってくれていたのかはよく判りません。

国内の病院では、大腸がんあるいは高リスクポリープを切除した場合は1年後、腫瘍性(低リスク)ポリープを切除した場合は1~3年後、ポリープがない場合や非腫瘍性ポリープの場合は5年以内、というフォローアップを推奨しています。

米国の内視鏡学会の大腸ポリープサーベイランスガイドラインは、高リスクポリープで3年以内、低リスクポリープで5年以内、ポリープなしか非腫瘍性ポリープでは10年以内のフォローアップ推奨です。

これを比較すると日本のほうが国民皆保険のせいもあるのかもしれませんがより厳しめというのか、万全を期していると云うことができます。

ちなみに医師は自分の大腸がんリスクにどう対処しているかについて4200人のウェブアンケート結果があります。

ここでは7割が定期、不定期で大腸がん検査を受けたことがあると答えています。しかしこれは便潜血検査も含んでいるので内視鏡検査をしている医師は一般人並みに少ないのではと思います。

面倒なのは医師も一般の人も大して変わらないということです。なにしろ回答した医師の3割は何もしていませんから。(2020.3.10 日経メディカル)

何はともあれ、最もよくないのは何もしないということです。便潜血検査は圧倒的に簡便ですからこれだけでもやっておくことをお勧めします。もしかして降りかかるかもしれない大きな代償に比べたら全く些細な手間でしかないのですから。

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