不都合な真実

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あの世に行く前に真実を知りたい―「産廃」と町長襲撃に揺れた町の今 という記事を以前、ヤフーニュース特集で読みました。産業廃棄物処理場建設に反対していた当時の町長が何者かに襲われて瀕死の重傷を負った事件から20年経っての再検証という内容でした。

それを読んで思い出した患者さんがいます。15年程前の話です。近接のU市の市議会議員の患者さんがいました。自律神経系の不調で時間がある時に直前予約で治療に来ていました。

グループにも所属せず反主流派だったのだと思います。治療中にいろいろ興味深い怖い話を聞きました。それまでもいろいろ嫌がらせはあったのですが一番弱ったのは、朝起きるといきなり家の前にたっぷりトラック一杯分2トンの生ごみが捨てられていたそうです。

警察に連絡すると「プロの仕業ですね」と。プロってどっちのプロなんでしょうか。

そんなこともあり家族は奥さんの実家に帰ってしまって一人暮らしになってしまい、弁当ばかりで食事のバランスに苦労しているんだと言っていました。

ある参議院議員が「(議員になってみると)参議院は良識の府などではなく既得権益の府だ」といっていましたが事実、組織、団体票の議員ばかりなのです。

名古屋市経営アドバイザーをやっていた武田邦彦氏も同様に「分別ごみは既得権益によって成り立っている」と主張したところ、嫌がらせの手紙や電話があり家族に危害が及ぶといけないので別々に暮らしていた時期があったと言っていました。その話を聞いた時にも患者さんだった市議のことを思い出したものです。

レジ袋の話一件も長く話題になりました。ゴミが出ない、出さないのなら話は別ですがいずれにせよゴミは出ます。

以前は、生ゴミを出すのにお金がかからない(有料の自治体専用ゴミ袋がない)江戸川区の僕の場合はスーパーの買い物のついでに“ゴミ袋”のレジ袋をゲットしていました。

今は出張治療兼用で常に23ℓのリュックを背負っているので、わざわざエコバッグを持参して買い物に行くこともなければ、ゴミ袋もまとめ買いしているのでわざわざスーパーで袋を買うこともありません。

エコという名のもとにゴミ袋代の支払いを小売り側から消費者へ移しただけなのです。じゃあどうして弁当やお惣菜のケースは無料なの?

東京都で回収されるプラスチックごみは殆ど焼却処理されているそうです。何のための分別回収?と思いますがサーマルリサイクルといって燃料としてのリサイクルだそうです。それじゃレジ袋だって、生ごみだってそうじゃないのでしょうか・・。

プラスチックごみ全体から見ればたった2%にも満たないレジ袋だけをエコの名のもとに無理やり悪者にして。

環境のため、将来のため、未来の子供のため。耳触りのいい雰囲気に流されると物事の本質が見えなくなることって時々あります。

先日、今でも治療に来ているこの元市議会議員の妹さんが治療に来た折に、お兄さんが亡くなったことを教えてくれました。

入院していることは聞いていましたが。少年期に長期間にわたって股関節のカリエスを患って片足が短く、進学、就職などとても苦労しましたが、「片足立ちで1時間半演説できるんですよ」と誇らしげに話していたのを思い出します。

ロング・グッドバイ・・・。

参考:「海洋プラスチック 永遠のごみの行方」 保坂直紀著 角川新書

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