子を想う父親のキモチ

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ロシアウクライナ戦争が始まって3年が経過しました。SNS上に数々アップロードされた兵士家族の写真や動画。

出征の時だと思われるのですが、軍服姿のウクライナ兵が小さな赤ちゃんを潰れんばかりに強く抱きしめている写真。

10歳ぐらいの女の子が丸太にしがみつくように軍服姿のごっついパパにしがみついている写真等が何枚か上がっていました。

奥さんがスマホで撮ったであろうたった何枚かの家族の画像ですが、胸にこみあげるものがあります。

彼らは平和な時間を突然壊され、愛しい家族と別れ自分たちの国土そして自分の大切な子供たち、その大切な子供たちの未来のために命がけで戦いに行くのです。

自分の命より大切な家族の為に行かなくてはということでしょうか。

狂信的なこじつけで駆り出され侵略した相手方兵士とはモチベーション、怒りが圧倒的に違います。

角松敏生の曲に 『See You Again』 というバラードがあります。

これは彼が歳を取ってから初めて子供ができた時に、その娘の事を思って作ったと言われている曲です。

帰宅して娘の小さな鼓動を聞き、寝顔に語りかけるという父親にとっての第一子あるあるの佳曲です。

家族の存在、特に我が子の存在というのは「子供のために頑張る父親~井上ドネア戦」や「ちっぽけだけれど自分には大切な事」「独身男性は短命なのか-1」というテーマで何度も取り上げました。

多くの人にとって人生において家族の存在は精神状態の安定、心のよりどころを含んでかなりのウェイトを占めていると思います。

僕もこの曲が好きでYouTubeの(2011年の横浜アリーナの)ライブ映像をよく見ます。私より一回り下の世代のある男性患者さんもこの曲が好きだそうです。

この曲が心にしみる父親には二つの状況があります。

一つは仕事から帰った我が家で子供の寝顔が見られるパタン。

もう一つは訳あって一緒に暮らせない、前述の戦場で戦っているウクライナ兵士もそうですが、単身赴任や夫婦間の問題で子供と離れて暮らさざるを得ないパタン。

そんな父親のやるせない気持ちを慰めてくれる曲でもあるのです。

患者さん絡みなのでこれ以上は書きませんが「離れているけどお父さんはずっと君を応援しているよ」という気持ちがメロディー、歌詞のすべてに込められていて、そこが彼の心に沁みるのです。

時々当院で鍼灸治療をしつつ、時々眠る前にはこの曲を聴いてなんとか心を平静に保っている“お父さんだけれど一人暮らし”の男性が平井にもいるのです。

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