禁酒も動機から習慣化へ

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40年近く続けてきたお酒を(買うのを)やめて4年経過しました。外での飲酒の機会もコロナ以降全くなくなりその流れで年末年始の外での飲酒機会も無いと思います。

まず飲酒しなくなったことで食事以外の余計なものを食べなくなった為に、もともとやせ型だったのですが体重が更に3キロ減ってしまいました。そして机に向かう時間も長くなり、寝落ちするまでの読書も長めになりました。

10年程前に生命保険を解約して固定費を減らした時のインパクトもかなり大きなものでしたが、お酒に費やしていたお金に関しても同程度で金銭面以外にもこのように生活や身体への影響も少なくありませんでした。

ほとんど毎日プシュッ!とやっていたチューハイ、サワー系もなんとも思わなくなりスーパーやコンビニの棚も全く気にならないどころか不思議なものでそのコーナーだけ目にも入らないようになりました。

この度のモチベーションはやはり飲酒はしないのが一番いいというエビデンスがあること、それに費やされる累積の金銭的ダメージ、毎日当たり前のように薬物を摂取することに今更ながら疑問を持っていたこと、依存症気味の患者さんを何人か見て思うところがあったこと、依存症の本をいろいろ読んだことなどがありますが。

最終的に決め手になったのは痛風の患者さんも頑張っていたので「一緒にやめましょう」と声を掛けてお互いに宣言したことです。

僕は完全な断酒ではありませんが、禁煙、断酒にしても薬物にしても一人ではなかなか持続できませんが同じ境遇の人と同じ感情、苦しさを分かち合うことはとても励みになります。

正確に言うと患者さんに声を掛ける前からもうお酒はやめていましたが、言ったからにはまさか患者さんを裏切るわけにはいきませんから。

お酒を飲まない日常になってしまえばそれはもう何も動揺することもありません。習慣化です。

早起きからダイエットを含む食事療法、運動、勉強、その他様々な続けたいことやめたいことなどにおいても習慣化してしまえば程度の差こそあれそれ程辛いものではありません (薬物はまた別で持続的に支えあう仲間、支持者が重要なようです)。

大変なのはいかに習慣化するまでもっていけるか、習慣化できるかが大きなポイントなのです。その為にはモチベーションの維持が必要になってきます。

独身男性の平均寿命が短いのは、体に良くないと指摘される生活習慣を改善しようとするモチベーションが他の家族がある(守るべき人が存在する)人に比べ低いからだと考えます。

もちろんなかには独身男性でも質素な衣食住でこちらが見習わなければならないような修行僧の如き生活をしている患者さんもいます。あくまでもデータとしてそういう傾向があるということです。

習慣化とは難しいようですが、一度その周回軌道のペースにハマってしまえばそれ程苦ではなくなります。逆に言うと、悪習慣も生活習慣病とはよく言ったものでそこから抜けるのには少しブーストをかけないと抜け出せないということも言えます。

そこは自分の人生です、あまり難しく考える必要はありませんが、人生は細かな決断の連続の積み重ねです。甘えずに自分で決めて進んでいくしかありません。

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