コレステロールが高いなら基本は散歩

日常生活

日々の患者さんの治療をしていますが、中高年の女性の患者さんの多くがコレステロールの値を気にしています。

コレステロール値は閉経期を過ぎると徐々に高くなりかかりつけ医から処方されたスタチン系の薬を服用しているというのが一般的なパタンです。

しかし脂質異常症の対策としては糖質や脂質を減らす食事の改善とウォーキングなどのゆっくりと長い運動が効果的なのですがそこはなかなかなのです。

上手く習慣化している人は少ない印象です。

実際、当院の患者さんでもしっかりロング・スロー・ディスタンスのウォーキングなどの運動をしているという人はごくごく少数です。

何人かは中高年女性専用のジムに通って、そろって飲みもしないプロテインを買わされて「押し入れにいっぱいあるのよ」と愚痴るという状態です。

筋トレをするなら手軽にスクワットなどいつでもどこでもこまめに何セットもできると思えるのですが、その気軽にできる地道な努力に関しては言ってもダメなのです。

やはり定番はアンコ型の女性が集ってのジム通いなのです。そしてその後は駅前のベーカリーでコーヒーと甘めのデニッシュです。

そちらの方が消費カロリーより高いのですがそこは厳しいことを言ってはいけません。そこを指摘するのは野暮というものです。

そもそも疫学的にも体重をはじめLDL、中性脂肪とも少々高めの方が予後がいいというデータも指摘されています。

そのユルめの考え方とその考え方に通じる生活スタイルがストイックな体重管理や考え方よりも結局のところ健康的であると言えるのかもしれません。

そう考えると精神的な葛藤、ストレスなく日常を送るということがいかに重要であるかということになるのですが。

しかしそこはやはり何でも飲み食いをはじめとして好き勝手な生活でもいいわけではなく、そこそこ健康な食生活、活動、運動を意識しつつ、(でもまあ前述したようにカロリー的には逆ザヤ状態なのですが)運動を頑張った自分へのご褒美をたっぷりという甘さが精神の安定、自己満足、自己肯定感に大きく寄与しているのだと思います。

そういったほどほどの健康意識が精神衛生上も丁度いいのかもしれません。

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