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性格の中に運命がある

訪問治療で玄関を入るとすぐ篠田桃紅のリトグラフを飾っている患者さん宅があります。篠田桃紅の本を読むとその長寿のエネルギーがそのまま芸術に向けられていたことが判ります。計り知れない探求心があるから長寿だったのか。行き詰まっている暇なんて無いと…。
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しょぼい鍼灸院で生きていきませんか?

時々患者さんに「手に職があって患者さんに喜ばれていい仕事ですね」と言われることがあります。仕事が何であれお金を稼げるということ、それはつまり誰かのありがとうの形ですから、好きな事、苦にならない事でそれを見つけることができれば有り難いことです。
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現代人と血糖値の関係について

三大疾病といえば日本人の死因の上位を占める「がん」「心疾患」「脳血管疾患」ですが四大疾病と言えばこれに「糖尿病」が加わります。生活習慣が原因の多くを占め、家族歴もそれに加わります。一番は食べるものの質と量、次にそれに見合う運動量です。
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童謡の効果恐るべし

認知症には薬物治療が当然行われているのですが、グループホームに訪問治療に行っていた時に皆でよく歌を覚えていて唄っていたのを知っていたので、歌が好きそうな認知症の患者さんの訪問治療では懐メロや童謡を歌いながら穏やかに楽しく治療をしています。
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ロンググッドバイ 薬を飲まなかった人

鍼灸治療をしていると東洋医学の良さを理解ってもらえる患者さんとの付き合いは当然長くなってきます。高齢の患者さんの場合は必然的に終末期に遭遇することもあります。一人一人の人生を垣間見ることのできることはこの仕事のもう一つの魅力でもあるのです。
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健診での心電図の評価

仕事柄、患者さんの脈を診させてもらうことが多いのですがやはり相対的に高齢になるほど不整脈が出現している頻度が多くなります。しかしそもそも期外収縮は誰にも起こりうる現象なので治療の対象にはならないことがほとんどなのですが、例外もあるわけです。
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テレアポさせる会社はブラックか

精神的に不安定な患者さんを治療することも少なくないのですが、仕事に関するストレスの中でもテレアポが一番つらかったという患者さんがいました。その患者さんを思い出すのはテレアポの電話がかかって来た時で、さっさと切りながらも気の毒にも思ってしまうのです
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焼けあとのちかい~東京大空襲

治療をしながら患者さんのそれぞれの人生経験を聞くのがとても興味深く引き込まれます。昭和20年3月10日未明、東京東部のこの辺りは空襲で10万人の方々が犠牲になりました。こういう貴重な体験談を当事者から聞けるというのはこの仕事の大きな役得です。
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手に職があるということ

75歳を過ぎても仕事を依頼されてほとんどフルタイムで溶接の仕事をしている患者さんが利き腕の肩、肘が長年の酷使で限界に近い状態なのですが何とか長持ちさせるべく鍼灸治療をしています。結局のところ求められるものは替えが効かない技術なのです。
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患者さんとの相性

鍼灸治療といっても、西洋医学の様に解りやすく手技や投薬に集約されるものではなく、一対一の関係ですから当然お互いの個性、考え方などが相性として語られることがあります。そういった意味において自律神経系の患者さんはなかなか難しいものがあるのです。
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